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ホワイトバッファローの伝説

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ブランド名にもなった、インディアンの間で語り継がれている
「ホワイトバッファロー伝説」の代表的な物語を、ここで皆さんに紹介したいと思います。

当時、大きな洪水が起きてからまだ間もないころ、
人々はバッファローを追って生活していましたが、
創造主のことも、バッファローの教えも忘れて生きていました。

彼らは互いを支配しようとし、自分の力量以上の人間になろうとしていました。
そのうちバッファローは姿を消し、人々は飢え、泣いて暮らしていました。
キャンプを移動することもできないほど力尽きて弱っていたので、
バッファローなどの獲物を探すよう斥候を送り出しました。
しかし彼らは、毎回獲物を見つけられずに帰ってきました。

そんなある日、2人の斥候がキャンプに戻ろうとすると、
1人の女性が丘の向こうからやってくるのが見えました。
こんなへんぴなところに女性が1人で何をしているのだろうか。

美しい白い鹿皮のドレスに身を包んだ女性は、
両手に包みを載せて斥候たちに向かってきました。
斥候の1人は、彼女の美しさを見て、
心に良からぬ欲望を抱いてしまいました。

もう一人の斥候は、「彼女は偉大なる聖霊(グレート・スピリット)から
送られた女性だ。人々が祈り求めてきた救いなんだと確信しました。
しかし、欲望にかられた男はもう一人の斥候の言うことを聞かず、
女性に近づこうとしたその時、雲が上空に上がると、
男は彼女の足元で骨だけになってしまいました。

するとスピリット・ウーマンはもう一人の斥候を指さし言いました。
「ここで何を見たか人々に知らせなさい。
セージとチェリーの枝で祭壇をつくり、大きなティピーを立てるように。
私は明日、太陽の沈む方角から来ると伝えなさい。
この聖なる包みの中に私から民への大切な贈り物があるということを」

彼女は続けました。

「私が言った通りのことを伝えなさい。
それよりも話を大きくしたり、小さくしてもなりません」

キャンプでは、バッファローの民が斥候から伝えられた指示に従い
最上のティピーを立て、4つの方角のそれぞれにセージとチェリーの枝で
祭壇を用意しました。

その翌日、言葉通り日没の光の中から彼女が現れました。
人々に向かって伸ばした両腕に聖なる包みを載せ、美しい歌をうたいながら。
私たちは今でも、この歌を歌っています。

セージとチェリーの枝でできた祭壇を時計回りに回りながら、
彼女は聖なる包みを祭壇に置いて開きました。
そこからパイプの中のパイプである聖なるチャヌパを取り出しました。
このパイプはいまだにグリーングラスの地で大切に保管されています。

「これはチャヌパ(聖なるパイプ)です。
これを吸うと、すべての存在、この世のすべての物とつながり1つになります。
このチャヌパを吸うことによって、偉大なる聖霊とあなた自身が
直接つながることができるのです」と伝え、
7つの儀式と自然や他人を尊重する正しい生き方や祈り方など
数多くの教えを説きました。

そして、彼女は時計回りに回って、太陽が沈む方向に帰って行きました。
丘の上で彼女は1度立ち止まって、振り返り、1回転して、
1頭の美しく若い黒色のバッファローに姿を変えました。
もう1回転すると、美しく若い赤色のバッファローに変わりました。
3度目に回転すると美しい黄色のバッファローに変身し、
4度目に回転して美しく若い白色のバッファローに変身しました。
そして彼女は丘を越え、姿を消しました。

これが彼女がホワイト・バッファロー・カーフ・ウーマンと
呼ばれるようになったいわれであり、今日もインディアンの概念の源となっています。